2017-01-01から1年間の記事一覧
皆さま、こんにちは。小暮です。6月です。 今回はブラム・ストーカー著『吸血鬼ドラキュラ』を。19世紀イギリス怪奇小説をご紹介したときにもちらりと触れていましたが、ようやくの読了となりました。 スポンサードリンク // 名作『吸血鬼ドラキュラ』 物心…
皆さま、こんにちは。小暮です。5月です。 今回は改めて太宰治の『人間失格』を取り上げたいと思います。 スポンサードリンク // 太宰治『人間失格』をもう一度 一度記事を書いたものの、手応えがなくもやもやしていた「人間失格」。あえなく再考の運びとな…
皆さま、こんにちは。小暮です。 今回は北原亞以子著『深川澪通り木戸番小屋』と池波正太郎著『おせん』を。 スポンサードリンク // 北原亞以子『深川澪通り木戸番小屋』 20年ほど前のNHKドラマ「とおりゃんせ〜深川人情澪通り」の原作です。ドラマでは神田…
皆さま、こんにちは。小暮です。 今回は森見登美彦著『夜は短し歩けよ乙女』を。 スポンサードリンク // 笑って泣ける『夜は短し歩けよ乙女』 表紙イラストのイメージが強く、読みながらずっとあの絵を思い浮かべてしまいます。主役の黒髪の乙女はとても可愛…
皆さま、こんにちは。小暮です。4月です。 今回は清少納言「枕草子」より、橘則光に焦点を当ててみたいと思います。 清少納言の最初の夫・橘則光 橘則光は清少納言の最初の夫です。一子をもうけますが離婚。その後、少納言が宮仕えを始め、宮中で再会してか…
皆さま、こんにちは。小暮です。 今回はラフカディオ・ハーン(小泉八雲)『怪談』を。 小泉八雲の代表作『怪談』 小泉八雲は日本文化の研究者。父親はアイルランド人、母親はギリシャ人。幼少期をアイルランドの首都ダブリンで過ごしたといいます。来日後、…
皆さま、こんにちは。小暮です。3月です。 今回は司馬遼太郎著『新撰組血風録』についてです。 司馬遼太郎と『新撰組血風録』 歴史小説家として名高い司馬遼太郎。「竜馬がゆく」「坂の上の雲」などがよく知られているかと思います。新撰組を題材にした長編…
皆さま、こんにちは。小暮です。 今回はウラジーミル・ナボコフ著「青白い炎」についてです。 技巧派といわれる作家ナボコフ ナボコフは20世紀前半に活躍したロシア出身の作家。代表作はかの有名な「ロリータ」です。残っている写真を見るといかにも気難しそ…
皆さま、こんにちは。小暮です。ブログのデザインを変更しました。 今回は「林芙美子詩集」を取り上げたいと思います。 『放浪記』で知られる林芙美子 林芙美子といえば、長年故森光子さんが主演を務めた舞台の原作「放浪記」の作者として知られています(「…
皆さま、こんにちは。小暮です。2月です。 今回は森鴎外著「舞姫」についてです。角川文庫の古い本を読みました。表題作ほか「うたかたの記」「文づかい」読了。翻訳の「ふた夜」は割愛。「普請中」収録されず。文語体で読みにくさ抜群でした。細かい文意を…
皆さま、こんにちは。小暮です。 今回は、平井呈一訳『怪奇小説傑作選1』についてです。アンソロジー作品ですので、1作ずつ書いていきたいと思います。 ブルワー・リットン『幽霊屋敷』 幽霊屋敷をめぐる怪奇譚。ロンドンに実在する幽霊屋敷がモデルとなって…
皆さま、こんにちは。小暮です。 今回は「枕草子」を。私は角川ソフィア文庫の「枕草子 上下」を愛読しているのですが、その上巻に焦点を当ててみたいと思います。中宮定子と清少納言の面白エピソードのほか、少納言のユーモアや美意識が感じられる段もご紹…
皆さま、こんにちは。小暮です。2017年です。明けてからだいぶ経ってしまいましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。 新年最初はシャーロット・ブロンテ著『ジェイン・エア』です。去年の年始は妹エミリーの著作『嵐が丘』を読んでいたのですが、今…