ホラーが苦手でも大丈夫。しっかり笑える怪奇モノ『アダムスファミリー』『キャスパー』『怪奇大家族』
皆さま、こんにちは。小暮です。
今日から“脱線の3日間”と題しまして、
いつもご紹介している文学や絵本ではない
おすすめの作品について書いていこうと思います。
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第1回目は、怪奇系の映像作品3本立てです。
『アダムスファミリー』
今となってはだいぶ古い映画ですが、有名どころ。
ブラックユーモアなのは確かですが、ややオカルト要素があるだけで、
大人も子供も楽しめるコメディ映画だと思います。
子供の頃にテレビ放送で観ましたが、
実際これほど忌憚なく笑える映画は初めてでした。
クリスティーナ・リッチが演じたウェンズデイが夢に見そうなくらい。
弟のバグズリーとの劇の出し物のときは爆笑しました。
(決闘の場面で、血糊を仕込みすぎて、観客が赤黒く染まるという)
なんだかんだでものすごく家族仲がいいんですよね。
ちょっと風変わりなだけで、ある意味、一般家庭より幸せそう。
ちりばめられた伝統的なオカルトのディティールに
ニヤリとさせられます。
1が最高です。2は限りなく蛇足。
『キャスパー』
実写+アニメーションで表現された映画。スピルバーグ監督作品。
オバケ屋敷ホイップスタッフを巡り、
金満家の思惑や、幽霊セラピーの博士、
そして、その娘とオバケの少年との交流が描かれます。
ホイップスタッフに住み着くのは、
3人の意地悪なオバケと心優しいまだ少年のオバケ・キャスパー。
友達がいなくて孤独なキャスパーは、
幽霊セラピー専門のハーヴェイ博士に連れられてきた
博士の娘のキャットと友達になろうと奮闘します。
当然のことながら、最初は怖がられてばかり。
ですが、次第にキャットは彼を信頼するようになり、
キャスパーと心温まる交流が生まれます。
オバケ映画ですがハートフル。
キャスパーは素直でとても可愛らしい子です(オバケだけど)。
改めて考えると、キャットパパの幽霊セラピーて一体。
因みにキャットを演じるのはクリスティーナ・リッチです。
『怪奇大家族』
2004年に放送された高橋一生さん主演のテレ東系ドラマ。
ホラー映画監督の清水崇氏が手がけたドラマです。
ホラーは大の苦手でとても観られない私ですが、
そんな人間でも気楽に見られる怪奇コメディ。
毎週怪事件に巻き込まれる主人公。
幽霊の女性に惚れられて、つきまとわれ、
しかしその面倒を見てしまうくらい、彼はお人好しでちょっとドジ。
そんな主人公のサマにならない立ち回りで、
怪事件はいつも笑える方向に。
始まりはかなり怖いんですが、毎度安心のドタバタB級劇です。
深夜の放送にもかかわらず、毎週楽しみに観ていたなあ。
室井滋さんが母親役でしたが、天然系のお母さんで、
それまでのイメージになかったのに、
見事に嵌まっていたのも良かったです。
明日は“脱線の3日間”2日目『8人の女たち』の予定です。
それではまた。
+15.9.16.一部修正