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Coccoとマツコとトドと**。『クイック・ジャパンvol.91』掲載インタビュー及び『想い事。』

その他

 

皆さま、こんにちは。小暮です。

今日は『クイック・ジャパンvol.91』掲載インタビュー及びCocco著『想い事。』についてです。

 

歌手のCoccoさんが岩井俊二監督の映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』に出演していると聞き、懐かしさのあまりググってみました。行き着いたのがマツコ・デラックスさんとの対談が掲載されていた『クイック・ジャパンvol.91』。といっても2010年の発売。今さらなんて関係なく少々語ってみたいと思います。

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ググる過程でCoccoさんが休業前の歌は排泄行為だったと発言したことを知り、一気に興味をかき立てられたのでしたが、対談ではやってることが排泄行為とマツコさんも発言。Coccoさんのファンだというマツコさんは自身のスタンスを率直に語っています。トドショーのくだりは切ないのに爆笑です。なんでも過去に鴨川シーワールドのトドショーを観ていたく励まされたというマツコさん。「だりー」「はー、跳んで終わりだろー」(本文より)と、(Coccoさん曰く)思った(かもしれない)トドがプールに飛び込んでぶちまけた大しぶきに若きマツコさんは感銘を受けたといいます。自分がもしそうなれてれば、という思いもあるようです。どうなのかわからないとしつつ。

Coccoさんのほうは、歌や表現についての独特の言い方にハッとさせられます。

「表現してるって感覚は一回もないから」「生きてるだけ」(本文より)

バレリーナになりたかったのに、挫折して歌手になったから、夢は叶うなんて嘘つけと思ってた、と。デビューしたときは悲しみや苦しみを何故歌にするのですかとよく質問され、何故歌は楽しくなきゃいけないのか問い返していた、と。

(見失わないし流されない)

読みながら浮かんだのはそんな言葉でありました。

真っ正直なCoccoさんと考えがちなマツコさんとでは対照的で、それがまたすごく面白かったです。写真も素敵。まさしく好対照の二人。Coccoさんの、傷だらけの痩せた腕が痛々しい。無防備に、本音で生きている証でもあるのかもしれない。

一方のCoccoさん著『想い事。』……。

Coccoさんは本質的に詩人なんですね。ぐちゃぐちゃな感情をそのまま書く。変化への戸惑いや怒り、生と死と恋、自然に寄せる慕情、沖縄への想い。ありのまますぎて怖くもあるのですが、この人はむき出しの自分を受容させる力……魅力、があります。排泄行為の歌にあれだけのファンがいるというのは、やっぱりそれだけの魅力があったからこそですし。ただ休業する前に排泄行為としての歌は終りを迎えたそうです(前述のインタビューより)。吐き出して美しく昇華されていく感性は作品にも表れています。つまり、煮詰まって悩みが深いときって、心が便秘状態なのか。大切ですね。排泄。

排泄物が歌って清らかだ。

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