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エドガー・アラン・ポー|ミステリーの元祖・探偵デュパンシリーズ|『モルグ街の殺人事件』『マリー・ロジェの謎』『盗まれた手紙』

皆さま、こんにちは。小暮です。 今日はエドガー・アラン・ポー著『モルグ街の殺人』『マリー・ロジェの謎』『盗まれた手紙』について。 パリの名探偵デュパンが主役の推理小説です。 『モルグ街の殺人』 記念すべきデュパンシリーズの一作目。世界初の推理…

読書の秋によせて|今、読んでいる本。読みたい本。そしてポーとゴーリーのコンプリートチャレンジ

皆さま、こんにちは。小暮です。 今日はコラム記事になります。限りなくワタクシ事です。が。 何卒よしなに。 ブログをはじめてそろそろ2ヶ月ですが 書評ブログでありながら、スカスカ本棚という惨状を憂えております。 しかし本を読むスピードが遅いので、…

ビアトリクス・ポター『ピーターラビットのおはなし』と映画『ミス・ポター』

皆さま、こんにちは。小暮です。 只今ヴィクトリア特集中です。 今日はビアトリクス・ポター『ピーターラビットのおはなし』と 映画『ミス・ポター』について。 『ピーターラビットのおはなし』 お母さんうさぎに青い上着を着せてもらったピーター。 お母さ…

ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』

皆さま、こんにちは。小暮です。 昨日からヴィクトリア朝特集をやっております。 今日はルイス・キャロル著『不思議の国のアリス』について。 『不思議の国のアリス』 ルイス・キャロルの筆名でチャールズ・ラトウィッジ・ドジソンが書いた 子供向けの小説で…

眠れぬ夜の暇つぶし雑学|パンチ誌の挿絵からみるヴィクトリア朝

皆さま、こんにちは。小暮です。 今日からしばらくヴィクトリア朝特集として、 ヴィクトリア時代の本や話題をご紹介します。 1回目はヴィクトリア朝の文化について。ファッションがメインです。 ヴィクトリア朝とは ヴィクトリア朝はイギリスにおいてヴィク…

眠れぬ夜の暇つぶし雑学|コッティングリーの妖精事件と映画『フェアリーテイル』

皆さま、こんにちは。小暮です。 今日は雑学ネタとして『コッティングリーの妖精事件』と、 同事件を扱った映画『フェアリーテイル』をご紹介します。 少女と妖精 コティングリーはイングランド北部にある小さな村です。 この村に住むエルシー・ライトと従妹…

眠れぬ夜の暇つぶし雑学|古写真(男性篇)

皆さま、こんにちは。小暮です。10月です。 今日は昨日に引き続いて古写真をご紹介します。今回は男性特集。 *写真はすべてパブリックドメインです。 勝海舟 無血開城で有名。べらんめぇ口調のオジサマのイメージだったのですが男前です。 スポンサードリン…

眠れぬ夜の暇つぶし雑学|古写真(女性篇)

皆さま、こんにちは。小暮です。 今日は雑学ネタです。 古写真 日本には江戸時代(1848年だったといわれています)に写真技術が伝来し、 この頃から歴史上の有名人も写真を残しています。 「歴史に名を残したあの人はこんな顔をしていたのか」とか 「こんな…

ポーとアンデルセンと白雪姫をつなぐもの。『早すぎる埋葬』

皆さま、こんにちは。小暮です。 今日はエドガー・アラン・ポー著『早すぎる埋葬』 ……にまつわるコラムです。 多少怪談よりですので、お断りしておきます。 あなたにとって日常は怖いものですか? 19世紀ヨーロッパの人たちも怖いものがたくさんありました。…

トーマス・マンに見入られた少年たち『ヴェニスに死す』

皆さま、こんにちは。小暮です。 今日はトーマス・マン『ヴェニスに死す』について。 といっても今回は、作家や作品にまつわる裏話が中心です。 トーマス・マン『ヴェニスに死す』 トーマス・マンはドイツの作家で、 『魔の山』『ヴェニスに死す』などの著作…

本当にあった怖い話を小説化。ヤロスワフ・イヴァシュキェヴィッチ『尼僧ヨアンナ』

皆さま、こんにちは。小暮です。 今日はヤロスワフ・イヴァシュキェヴィッチ著『尼僧ヨアンナ』をご紹介します。 イヴァシュキェヴィッチについて簡単に ポーランドの作家にして詩人です。代表作はほかに『菖蒲』など。 『尼僧ヨアンナ』は第二次世界大戦中…

ある朝、目覚めると、虫になっていた。フランツ・カフカ『変身』

皆さま、こんにちは。小暮です。 この3日間、不思議を扱った小説をご紹介しています。 ラストはフランツ・カフカ著『変身』について。 不条理な不思議がテーマです。 カフカについて 20世紀前半に生きた作家で、保険局に勤めながら執筆活動をしていました。 …

怪奇作家が描く運命の恋。夢野久作『押絵の奇蹟』

皆さま、こんにちは。小暮です。 昨日から3日間、不思議を扱った小説をご紹介しています。 2回目は夢野久作著『押絵の奇蹟』について。 切ない不思議がテーマです。 夢野久作について 大正から昭和の初めにかけて活躍した作家です。 出家して還俗したり、新…

宿命の一族の悲話。エドガー・アラン・ポー『アッシャー家の崩壊』

皆さま、こんにちは。小暮です。 今日から3日間、不思議を扱った小説をご紹介したいと思います。 1回目はエドガー・アラン・ポー著『アッシャー家の崩壊』について。 怖い不思議がテーマです。 ポーについて簡単に 19世紀初めに活躍した作家で、怪奇短編小説…

意外とほのぼの系マンガなんです。『栞と紙魚子の生首事件』

皆さま、こんにちは。小暮です。 今日は“脱線の3日間”最終日。 『栞と紙魚子の生首事件』をご紹介します。 このマンガについて マンガなので、本という観点からすれば、 脱線ではないんですけどね。 ご紹介するマンガはこれ一つになりそうなので……。 * 『ネ…

キュートでドロドロ。フランス流の昼ドラ劇『8人の女たち』

皆さま、こんにちは。小暮です。 今日は“脱線の3日間”2日目『8人の女たち』について。 映画について フランソワ・オゾン監督のフランス映画。 背中と名前だけしか登場しない男性マルセルを巡る 8人の女たちの物語です。 もともと舞台作品がモチーフになって…

ホラーが苦手でも大丈夫。しっかり笑える怪奇モノ『アダムスファミリー』『キャスパー』『怪奇大家族』

皆さま、こんにちは。小暮です。 今日から“脱線の3日間”と題しまして、 いつもご紹介している文学や絵本ではない おすすめの作品について書いていこうと思います。 * 第1回目は、怪奇系の映像作品3本立てです。 『アダムスファミリー』 今となってはだいぶ…

カレン・ウィルキンソン『エドワード・ゴーリー インタビュー集成 どんどん変に・・・』―ゴーリーの作品たち―『ウエスト・ウイング』『不幸な子供』『おぞましい二人』『蒼い時』

皆さま、こんにちは。グレコです。 今日はカレン・ウィルキンソン編『エドワード・ゴーリー インタビュー集成 どんどん変に・・・』―ゴーリーの作品たち―です。 ゴーリー連載ラストになります。 今回はインタビューからの話題や分析も交えた各作品の書評です…

カレン・ウィルキンソン『エドワード・ゴーリー インタビュー集成 どんどん変に・・・』―ゴーリーの肖像―

皆さま、こんにちは。グレコです。 今日はカレン・ウィルキンソン編『エドワード・ゴーリー インタビュー集成 どんどん変に・・・』―ゴーリーの肖像―です。 愈々その人となりについて。 人物像 連載の初回でご紹介した奇抜なファッションに加え、 独特の、抑…

カレン・ウィルキンソン『エドワード・ゴーリー インタビュー集成 どんどん変に・・・』―ゴーリーの文化的探求―

皆さま、こんにちは。グレコです。 今日はカレン・ウィルキンソン編『エドワード・ゴーリー インタビュー集成 どんどん変に・・・』―ゴーリーの文化的探求―です。 その幅広い文化への知識と探究心について。 ゴーリーとバレエ ゴーリーはニューヨークシティ…

カレン・ウィルキンソン『エドワード・ゴーリー インタビュー集成 どんどん変に・・・』―ゴーリーの生活様式―

皆さま、こんにちは。グレコです。 今日はカレン・ウィルキンソン編『エドワード・ゴーリー インタビュー集成 どんどん変に・・・』―ゴーリーの生活様式―です。 はじめに こちらはゴーリーの永年に渡るインタビューを集めた本で、 実に1974年から1999年まで…

夜中の脳について考える

皆さま、こんにちは。グレコです。 今日も私めが駄文を綴ってゆきます。何卒よしなに。 今日のテーマは『夜中の脳について考える』 夜中に書いたもの ある日の夜、私は自作駄文の下書きをしておりました。 自前文章はつなぎとしては勿論のこと、 書き物の練…

読んだけど感想が出てこないとき書評はどうするか

皆さま、こんにちは。グレコです。 今日も私めが駄文を綴ってゆきます。何卒よしなに。 テーマは『読んだけど感想が出てこないとき書評はどうするか』。 感想が出てこないとき なるべくなら書かないほうがいいのは当然なんですが、 読んだのに書けないってつ…

『枕草子』の連載を終えての感想と今後に向けて

皆さま、こんにちは。グレコです。 今日は私めが駄文を綴ってゆきます。 何卒よしなに。 連載を終えて 『枕草子』は数年前から愛読し始め、 以来コツコツと調べてきました。 昨日までの連載でそれをお披露目できたことは嬉しい反面、 まだまだだなあと痛感も…

天性の物書き。清少納言『枕草子』~清少納言篇~

皆さま、こんにちは。グレコです。 今日は『枕草子』の作者、清少納言について。 人物について 歌人・清原元輔の娘として生まれました。 名は諾子というのではないかといわれています。 歌人の娘で、学問の非凡な才を持っていたのに、 何故だか和歌が苦手だ…

辣腕政治家の若き日々。清少納言『枕草子』~頭の弁行成篇~

皆さま、こんにちは。グレコです。 今日は頭の弁行成に焦点を当ててみたいと思います。 頭の弁行成について 頭の弁というのは役職名で、弁官を兼ねている蔵人頭のことです。 行成は、歌才と美貌で名高い藤原義孝の子として生まれましたが、 父親が夭折したた…

光と影の一族。清少納言『枕草子』中の関白家篇

皆さま、こんにちは。グレコです。 今日は定子の実家である中の関白家の人々について。 『枕草子』以外の資料からも、ご紹介したいと思います。 道隆 中の関白。定子の父親です。 枕草子には明るく冗談好きな様子が描かれています。 「宮(定子)は私にお着…

少納言が仕えた永遠のヒロイン。清少納言『枕草子』~中宮定子篇~2

皆さま、こんにちは。グレコです。 今日は昨日に引き続き、中宮定子に焦点を当ててみたいと思います。 エピソード4 『無名といふ琵琶の御琴を』 一条帝が定子の元を訪れたときのエピソード。 笛の名手である一条帝は音楽が大好きだったようで、 琵琶を持っ…

少納言が仕えた永遠のヒロイン。清少納言『枕草子』~中宮定子篇~1

皆さま、こんにちは。グレコです。 今日は『枕草子』の連載第一弾として、 中宮定子に焦点を当ててみたいと思います。 中宮定子について 清少納言の女主人で、一条天皇の后です。 推定ですが、少納言より11歳年下で、夫の一条帝より3歳年上です。 長く唯一の…

読書の秋に向けてのいろいろ

皆さま、こんにちは。グレコです。 今日は私めが駄文を綴ってゆきたいと思います。 何卒よしなに。 お知らせ ブログのカスタマイズや記事全体の細かな修正作業中です。 このうち記事の修整については、気がつくたび、何度も行っているので、 もう告知はしな…

夢とうつつが交錯する和の幻想綺譚。平野啓一郎『一月物語』

皆さま、こんにちは。グレコです。 今日は平野啓一郎著『一月物語』について。 作家について 京都大学在学中に雑誌に掲載されたデビュー作『日蝕』が芥川賞を受賞。 当時の最年少記録でしたので、大変に注目されました。 『一月物語』は受賞後の作品です。 …

少年を蝕む夏のまぼろし。長野まゆみ『夜啼く鳥は夢を見た』

皆さま、こんにちは。グレコです。 今日は長野まゆみ著『夜啼く鳥は夢を見た』について。 その作品世界 著者は初期のころ少年が主役の不思議で美しい作品を 幾つも発表していました。 鉱物や色彩、植物にこだわった世界観を展開します。 この作品もその一つ…

ペーター / ル・カイン『キューピッドとプシケー』

皆さま、こんにちは。グレコです。 今日はペーター / ル・カイン作『キューピッドとプシケー』について。 ウォルター・ペーターの原作にエロール・ル・カインが絵を描いた、 モノクロームの美しい絵本です。 この物語について キューピッドは美の女神ヴィー…

田辺聖子『田辺聖子の今昔物語』

皆さま、こんにちは。グレコです。 今日は田辺聖子著『田辺聖子の今昔物語』について。 この作品について 平安時代に成立した説話集である『今昔物語』から、 本朝世俗篇に焦点を当て、作家が選り抜いた物語を 作家の感性で現代語の物語に仕立て直したもので…

出会いは教科書。授業中に感動した芥川龍之介『羅生門』

皆さま、こんにちは。グレコです。 今日は芥川龍之介『羅生門』について。 この作品について 芥川が無名の学生時代に執筆した短編小説です。 『今昔物語集』にある話が題材になっています。 この小説を発表したとき若干23歳。 鮮やかに才走る一作です。 『羅…

ボーモン夫人『美女と野獣』

皆さま、こんにちは。グレコです。 今日はボーモン夫人『美女と野獣』について。 この作品について 有名な童話なので、もしかしたら、 グリム童話やペロー童話に所収されている話の一つのような 印象があるかもしれません(私だけ?)。 実際は、ボーモン夫…

酒井駒子『金曜日の砂糖ちゃん』

皆さま、こんにちは。グレコです。 今日は酒井駒子著『金曜日の砂糖ちゃん』について。 この作品について 三つの短編を収めた絵本です。 一本目に収録されている表題作は、金曜日の砂糖ちゃんと呼ばれる女の子の お昼寝の時間、その寝顔を見つめながら“お庭…

ガラスの心に滲む紅涙。吉屋信子『屋根裏の二処女』

皆さま、こんにちは。グレコです。 今日は吉屋信子著『屋根裏の二処女』について。 吉屋信子について簡単に 吉屋信子は『花物語』で有名になった作家です。 その作品の殆どが少女向けで、 当時流行した女学生同士の友達以上の関係『S』を テーマにした小説を…

老婦人マリアの華麗な生き様(貧乏でも)。森茉莉『貧乏サヴァラン』

皆さま、こんにちは。グレコです。 今日は森茉莉著『貧乏サヴァラン』について。 昨日の予告では『贅沢貧乏』としていましたが、 お詫びして訂正いたします。 作家について 森茉莉は文豪、森鴎外の娘です。 父の鴎外に大変可愛がられ、 何をやっても怒られな…

子供には読ませられない絵本。エドワードゴーリー『ギャシュリークラムのちびっ子たち』

皆さま、こんにちは。グレコです。 今回はエドワード・ゴーリーの絵本 『ギャシュリークラムのちびっ子たち』について。 特徴的作風 まるでビクトリア時代のようなモノクロームの線画が特徴的ですが、 ゴーリーは20世紀に生きたアメリカ人です。 よく見ると、…

食わず嫌いに読んで欲しい。実は面白い『枕草子』2

皆さま、こんにちは。グレコです。 今日は昨日に引き続いての『枕草子』であります。 初っ端から2回にまたがるとは思わなんだ。 さて今日は、枕草子における私のお気に入りエピソードの二つ目。 だいぶ偏ったチョイスのような気がしないでもないですが、 い…

食わず嫌いに読んで欲しい。実は面白い『枕草子』1

皆さま、はじめまして。グレコと申します。 今日から始まった、この読書メモブログ。 最初に取り上げるのは、『枕草子』です。 枕草子について簡単に あまりにも有名な古典の名作ですね。 作者は言わずと知れた清少納言。 冒頭の『春はあけぼの……』のくだり…