皆さま、こんにちは。小暮です。 今回は19世紀イギリス怪奇小説の一つ、ロバート・ルイス・スティーヴンソン著『ジーキル博士とハイド氏』をご紹介したいと思います。 有名な作品でもありますし、ネタバレで参ります。ご注意を。(と思いましたが、多少まろ…
皆さま、こんにちは。小暮です。7月です。 もう半年以上、月1~2記事の更新が続いておりますが、今月はもう少し更新できたらと思っています。 さて、今回から19世紀イギリスの怪奇小説をテーマにお送りしたいと思います。第1回目は前書きとして怪奇小説のル…
皆さま、こんにちは。小暮です。 今回はお薦めの短篇集5冊をご紹介します。 星新一選『ショートショートの広場』 星さんといえばショートショートの旗手ですが、SFに興味のない私は星さんの作品より星さんに選ばれた一般の方の作品のほうが好きでした。味噌…
皆さま、こんにちは小暮です。6月です。 さて今回はチョーヒカル著『SUPER FLASH GIRLS』についてご紹介します。ボディペイントの作品集です。 話題のチョーヒカルさん。 若手女性アーティストでいらっしゃいます。まだ大学を卒業されたばかりなのでしょうか…
皆さま、こんにちは。小暮です。 今日は『クイック・ジャパンvol.91』掲載インタビュー及びCocco著『想い事。』についてです。 歌手のCoccoさんが岩井俊二監督の映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』に出演していると聞き、懐かしさのあまりググってみまし…
皆さま、こんにちは。小暮です。はや4月です。 今日は懸案のポー作品についてお送りします。 前書き ポー作品のコンプリートチャレンジなるものに取り組んでいるのですが、やりますといった後でポーの全集を探すという見切り発車ぶりでありました。電子書籍…
皆さま、こんにちは。小暮です。いつのまにやら2月です。 今日はケイト・アトキンソン『世界が終わるわけではなく』についてです。 と、その前に一言。このブログのスタンスについて このブログの記事をどういうふうに書いていくか考えていたのですが、器用…
皆さま、こんにちは。小暮です。お久し振りです。 読了まで随分かかってしまいました。しかし、ずっと読みたかった田辺聖子氏の『むかし・あけぼの』を読み終えることができ、大満足です。以下、早速感想など。 まず小説化に拍手! 枕草子は、清少納言が日常…
皆さま、こんにちは。小暮です。 2016年あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。 お正月は長編小説を読んで(だらだら)過ごしておりました。 今日は年末から元旦にかけて読んでいたエミリー・ブロンテ『嵐が丘』についてです。 名作『…
皆さま、こんにちは。小暮です。 今日はエドガー・アラン・ポー著『落穴と振子』『十三時』について。 書評コンプチャレンジがちっとも進みませんが、一応、のろのろマイペースで読んでおります。 以下、ネタバレにご注意ください。 『落穴と振子』 宗教裁判に…
皆さま、こんにちは。小暮です。お久し振りです。 12月に入ってやたら忙しくなっておりました。 久々の今回はヘルマン・ヘッセ『車輪の下』『デミアン』です。 薄々読みにくいなと感じていたので、改行の仕方を変えています。 ヘルマン・ヘッセの『車輪の下』…
皆さま、こんにちは。小暮です。 今日は枕草子の関連書籍をいくつかご紹介したいと思います。 『むかし・あけぼの』田辺聖子 初っ端から恐縮ですが、未読です。 +16.2.1.追記。読みました。感想はこちら。 glleco.hateblo.jp すごく読みたい本の一つという…
皆さま、こんにちは。小暮です。 久々の枕草子です。今日は頭の中将・斉信についてご紹介します。 頭の中将・藤原斉信について 道長の腹心として知られる人物です。 道長の側近たち”四納言”の中でも最も道長に近い人物でした。 同じ四納言で、ともに枕草子に…
皆さま、こんにちは。小暮です。 今日は英米女性作家8短篇『ゴースト・ストーリー傑作選』についてです。 ゴースト・ストーリーについて 19世紀半ばから20世紀初頭にかけて、 イギリスとアメリカで人気だった小説のジャンルで、 幽霊はもちろん、さまざまな…
皆さま、こんにちは。小暮です。ややお久しぶりです。 今日は芥川龍之介著『歯車』についてご紹介します。 『歯車』について 芥川作品の最高傑作という声もある、評価の高い作品です。 主人公の「僕」が頭痛の前兆として幻視する透明な「歯車」が 不安の象徴…
皆さま、こんにちは。小暮です。 今日は古写真をご紹介します。西洋の美女をテーマに探してみました。 エリーザベト・アマーリエ・オイゲーニエ・フォン・ヴィッテルスバッハ オーストリア=ハンガリー帝国皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の皇后。 美人で名高い人…
皆さま、こんにちは。小暮です。 今日はポー作品『邪鬼』『お前が犯人だ』『スフィンクス』です。 *ネタバレ要素を含みます。ご注意ください* 『邪鬼』 タイトルの邪鬼はおそらく天邪鬼に近い意味だと思われます。 あるいは迅速に遂行すべき任務があるとし…
皆さま、こんにちは。小暮です。 今日はポー作品『アモンティリャードの樽』『告げ口心臓』です。 *ネタバレ要素を含みます。ご注意ください* 『アモンティリャードの樽』 フォルティナートという知人に恨みを募らせる主人公は、 復讐のために一計を案じま…
皆さま、こんにちは。小暮です。 今日はエドガー・アラン・ポー作品である 『黒猫』『本能vs理性――黒い猫について』『ウィリアム・ウィルソン』です。 『黒猫』 ポーを代表する作品の一つです。 動物好きにはツライ表現があります……。 酒癖の悪い主人公はペ…
皆さま、こんにちは。小暮です。 今日はワシントン・アーヴィング著『スリーピーホローの伝説』と 映画『スリーピーホロウ』についてです。 伝説の”首なし騎士” スリーピーホローというのは、アメリカに実際にある地名のようです。 訳すと、”まどろみの窪地”…
皆さま、こんにちは。小暮です。 今日は絵本特集最終日になります。 ラストは絵本作家ケイト・グリーナウェイについて。 ケイト・グリーナウェイ 1846年、ヴィクトリア時代のイギリスに生まれました。 1878年に絵本『窓の下で』を発表し、評判になります。 …
皆さま、こんにちは。小暮です。 今日は絵本特集3日目になります。 酒井駒子著『BとIとRとD』について。 以前にもご紹介した酒井駒子さん 前の記事はこちら。 glleco.hateblo.jp なんとも残念な結果に終わりました……。 私はこの方の絵の大ファンで、張り切っ…
皆さま、こんにちは。小暮です。 絵本特集の2日目になります。 今日ははエドワード・ゴーリー著『胡乱な客』『まったき動物園』です。 『胡乱な客』 最初の邦訳『ギャシュリークラムのちびっ子たち』から1ヵ月後、 2000年11月に発表されています。 主人公は…
皆さま、こんにちは。小暮です。 今日から4日間は絵本特集になります。 初日はエドワード・ゴーリー著『敬虔な幼子』『蟲の神』『題のない本』です。 『敬虔な幼子』 ゴーリーらしく無茶苦茶です。 『不幸な子供』はゴーリー自身が「やりすぎ」と語っている…
皆さま、こんにちは。小暮です。 今日はエドガー・アラン・ポー著『モルグ街の殺人』『マリー・ロジェの謎』『盗まれた手紙』について。 パリの名探偵デュパンが主役の推理小説です。 『モルグ街の殺人』 記念すべきデュパンシリーズの一作目。世界初の推理…
皆さま、こんにちは。小暮です。 今日はコラム記事になります。限りなくワタクシ事です。が。 何卒よしなに。 ブログをはじめてそろそろ2ヶ月ですが 書評ブログでありながら、スカスカ本棚という惨状を憂えております。 しかし本を読むスピードが遅いので、…
皆さま、こんにちは。小暮です。 只今ヴィクトリア特集中です。 今日はビアトリクス・ポター『ピーターラビットのおはなし』と 映画『ミス・ポター』について。 『ピーターラビットのおはなし』 お母さんうさぎに青い上着を着せてもらったピーター。 お母さ…
皆さま、こんにちは。小暮です。 昨日からヴィクトリア朝特集をやっております。 今日はルイス・キャロル著『不思議の国のアリス』について。 『不思議の国のアリス』 ルイス・キャロルの筆名でチャールズ・ラトウィッジ・ドジソンが書いた 子供向けの小説で…
皆さま、こんにちは。小暮です。 今日からしばらくヴィクトリア朝特集として、 ヴィクトリア時代の本や話題をご紹介します。 1回目はヴィクトリア朝の文化について。ファッションがメインです。 ヴィクトリア朝とは ヴィクトリア朝はイギリスにおいてヴィク…
皆さま、こんにちは。小暮です。 今日は雑学ネタとして『コッティングリーの妖精事件』と、 同事件を扱った映画『フェアリーテイル』をご紹介します。 少女と妖精 コティングリーはイングランド北部にある小さな村です。 この村に住むエルシー・ライトと従妹…